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養護施設を追われた少女 第3話「継父と虐待」ネタバレ 榎本由美

愛着障害も乗り越え、由志摩家の「家族」になりつつあった天音でしたが、突然現れた実の母親がその平穏をかき乱します。

榎本由美作の漫画「養護施設を追われた少女」 第3話「継父と虐待」のネタバレと感想です。自分を虐待した母を見た天音は・・・


養護施設を追われた少女 第3話のネタバレ

実の母が迎えに来た

 

「天音!お母さんが迎えに来たよ!」

天音をさんざん虐待してきた母親であったが、天音にとってはやはり血をわけたこの世でたったひとりの存在。

 

「お母さあああん!!」

実の母を見て、天音は抱きついて甘えた。

 

「事情があって施設に預けていたけど、家も借りたし仕事もあるし迎えに来た」

あとから慌ててやってきた児童相談所の職員・高木は「突然訪ねて連れ帰るなんて!」と注意したが、母親は悪びれない。

 

「なんで私の子供なのに、連れて帰っちゃだめなの?」

経済的に養育できないと施設に預けたのに「状況が変わったから」と引き取りにきた母親。

 

「行く!お母さんのとこ、行く!」

当の天音は母親のところがいい!と、しがみつき、その様子を見ていた由志摩は天音の荷物をまとめた。


結局は母親のほうがいいのか、とがっかりする由志摩

いくら一生懸命に世話をして愛情をかけても、本当のお母さんが現れたら一瞬でそっちへ行ってしまった天音を見て、「里親」がそんなものだとわかっていても、がっかりしないわけにはいかなかった。

 

強引に引き離しても、あの様子ではまた暴れる子供になってしまう。

せっかく由志摩家で落ち着いてきたころだったのに、あっさり出ていってしまった。

 

天音には一応、由志摩の連絡先を渡していつでも連絡するようにと言い含め、児相にはその後の報告も約束してもらった。

 

新しいお父さんは虐待者

 

母とともにマンションに入った天音は「新しいお父さん」を紹介された。

柏木正、というその男性は「愛する女の子供だ、俺の家族として育てようじゃないか」と歓迎はしてくれたが、家の中はめちゃくちゃだった。

 

しょうゆをこぼした天音は、さっそく母にフライパンで殴られてしまう。そして掃除、洗濯、料理を押し付けられた。

勉強しようとする天音に対して柏木は「女の子は勉強なんかしなくていい!」とやめさせ、母が出かけてふたりきりになると「お父さんのとこ、おいで」と怪しく目を光らせ・・・「お母さんにも、誰にも言うな」と告げた。

 

顔の形が変わるほど叩かれる天音

助けを求めて、天音は由志摩に電話したが「お父さん」がしたことは言えなかった。

由志摩は天音の母に会って、9歳の子に家事をさせるのは早い、と訴えたが「子供産んだことない人に、とやかく言われたくない。あの子は渡さないよ」と馬鹿にされ、話にならなかった。

 

早めに帰宅した母は、天音に柏木が何をしているのか見てしまい、逆上してフライパンで顔の形が変わるほど叩いた。

「子供だと思っていたら、私の男に手を出しやがって!」

ゴミ屋敷の中、血まみれになった天音が倒れ・・・


養護施設を追われた少女 第3話の感想

 

天音をネグレクトした虐待母が、なぜか里親家庭まで押しかけてきて、天音を奪っていきました。

その理由は、自分たちの汚部屋を掃除させ、料理や洗濯などの家事をさせることでした。どこまで鬼畜の所業をするのでしょうか。

 

幼い我が子の顔の形が変わるくらい、フライパンで叩き、さらにはこき使うためだけに取り戻した母親。

血がつながっているのが信じられないほどひどい人間です。

 

天音は天音で、優しく尽くしてくれた由志摩よりも「実の母親」というだけでどうしても慕う気持ちが沸いてきてしまい、お母さんについていってしまいます。

これは仕方ないことなのかな。子供にとって、母親がどんな人でなしでクズでも「母」なんですよね。

 

お母さんから愛されたい、という強い気持ちが飢えのようにあって、どんなにひどい目にあわされても愛してしまうのが哀れです。

「新しいお父さん」となった柏木もとんでもないゲス野郎で、同類がくっつくものなのでしょうか。

天音があんな目に・・・苦手な方はご注意です。つづく。

 

 第4話の感想

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