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漫画「“産まない”という選択」最終回ネタバレ感想 宮城朗子

宮城朗子先生が描く漫画「“産まない”という選択」は、子供をもたない夫婦に投げかけられる心無い言葉やプレッシャーに対するアンチテーゼ的な作品です。

子供をもつ、持たないというのは非常に個人的なことです。

でも、当たり前のように「お子さんは?」と、子供がいないことを不思議がるような世の風潮。

 

このお話に出てくる夫婦は、「子供嫌いの夫」に隠された秘密を知った妻の「選択」が感動を呼ぶラストです。

 

「“産まない”という選択」のあらすじ

 

友希の夫は真面目で優しく、申し分のないひと。

結婚前に「子供は嫌いだからいらない」と宣言されていたけれども、まさかそれほどまでに本気だとは知らなかった。

 

義理の母や近所の人たちから「子供はまだ?」と圧力をかけられ、友希は自分たちもそろそろ・・・とさりげなく夫に伝える。

夫が欲しくないから子供ができないのに、友希自身のせいにされているのも理不尽だったからだ。

 

だが、夫は子供をもつくらいなら、と離婚届までもちだすほどに本気だった。

何が彼をここまで、子供嫌いにしているのか・・・夫の心の中には大きな「秘密」があったのだ。


「“産まない”という選択」の最終話

 

夫の子供時代にあった辛い「秘密」を知ってしまった友希。

だが、もうそれは数十年前のことなんだし、そろそろ前を向いていってほしいと願う。

 

しかし、友希自身が男に襲われそうになってトラウマを受けたことで、友希は夫の苦しみの大きさを実感した。

夫の心に残った傷口の大きさを理解した友希は、彼のために「ある選択」をする。


「“産まない”という選択」の感想

 

一般的な理想というものは、あくまで「理想のモデル」であって、万人には当てはまらないものです。

それなのに、世間は当たり前のように「若いうちに結婚して、子供を産んで育てる」ことを求めてきます。

 

独身の場合は「結婚圧力」ですが、結婚しても子供がいない場合「子供まだ?圧力」がかけられることが、多々あります。

問題なのは、聞いてくる相手にまったく悪気がないこと。無神経なことを聞いている、という意識がないからたちが悪いと
もいえます。

 

そもそも、子供は授かりものでほしいと思っても簡単にできるひとがいれば、できない人もいるわけです。

すごくセンシティブな話題なのに、なぜかタブーにならないどころか親戚の集まりなどでは「挨拶代わりに聞く」雰囲気になっています。

 

この漫画では、旦那が異常なほど子供を持つことに対して拒否感があり、それは彼の幼少期にあったある問題のせいだったわけですが、家庭にはこのような事情があって「もたない選択」をする人もいます。

 

ヒロインの友希はすごく優しい女性で、夫を愛しているし、いつか自然に心の傷が癒える日を待ち続ける強さもある人です。

古いしきたりがある地域などでは、まだまだ「子供を産むのが当たり前」という空気になっていますが、いろんな生き方を選択した人たちが自由な生き方を選んでもいいじゃない、と感じられる時代に変わっていけばいいなと思えた作品でした。

  

 

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